2022年03月04日
ひなまつり展2022のご紹介②
みなさんこんにちは。
「瑞穂のつるし飾り」に合わせて、今年も企画展示室にて「ひなまつり展2022」を開催しています。
今回も「ひなまつり展2022のご紹介」として、展示の中から一つ選び、紹介したいと思います。
今回は、市松人形です。
〈市松人形〉
市松人形って雛祭りの時に飾るの?と思われかもしれません。
雛祭りの時に市松人形を飾るのは関西の風習で、「よく飾られていましたよ」と寄贈された方から聞きました。
市松人形は着せ替えの一種で、関西では「いちまさん」「いちまにんぎょう」と呼ばれ、女の子の遊び道具として親しまれています。
このお人形は、寄贈された方のおばあ様が京都の「松屋」(現在は閉店)で買い求めたもので、7~80年ほど前と伝えられています。
ひな祭りの時には、4月3日(旧暦)前後の一週間ほどお雛様とこの市松人形を一緒に飾っていたそうです。
昔のお雛様は、今のように形式が定まっていないので、こんな飾り方もしていたようです。
〈大正時代の町の雛祭りの様子〉
〈拡大すると、色々なお人形がいます〉
大正時代と伝えられる町のお雛様の飾りですが、手前にお人形が飾られています。
お雛様の今昔について紹介しました。