2022年11月17日
企画展図録発売中
みなさんこんにちは。
今回は開催中の企画展「栗原家文書展-村々のあゆみと名主の仕事-」の図録についてご紹介します。
〈今回の企画展図録の表紙〉
古文書の展示だと、内容も難しいし、文字も読めないし…と思う方もいらっしゃるでしょう。
でも、図録をみると、ページは14pと意外と手軽です。
図録に合わせて、まとまりが良いように古文書を選んだり、配列を変えたりしています。
ちなみにこんな構成です。
1章 四ヶ村名主と年貢収納
村にとっての大仕事、年貢はどのように領主に納め、どのような種類があるのか。
2章 山野の利用と争論
村での山・林の管理、村と村とで争う山野争論(訴訟)について。
3章 村々のすがたと栗原氏の仕事
文書の記録、鷹場への対応、村民の把握など…、名主の多様な仕事の紹介。
4章 富士山栗原新田の開発
栗原家が主導した富士山栗原新田はどのように開発し、定着したのか。
今回は図版もこだわっています。
一例を示すと、旗本大田氏の知行地が点在する「宮寺領絵図」。
〈展示されている宮寺領絵図〉
この中から栗原氏が四ヶ村名主を務めた村を抜き出します。
〈栗原家が四ヶ村名主を務めた村々の図版〉
このようにしてみると、絵図の見方も変わってくるのではないでしょうか。
企画展「栗原家文書展-村々のあゆみと名主の仕事-」の図録は、受付で購入できます。値段は200円です。
ぜひ一度手にとってみて下さい。