2024年12月01日
狭山丘陵市民大学2024「狭山丘陵の獅子舞」講演会
みなさん、こんにちは。
今年も狭山丘陵市民大学が始まりました。
狭山丘陵市民大学とは、狭山丘陵を中心に歴史や文化を学ぶ、東村山市・東大和市・武蔵村山市・瑞穂町が合同で行っている勉強会・見学会です。
今年のテーマは、「狭山丘陵の獅子舞」です。
多摩地域、狭山丘陵周辺には三匹獅子舞が数多く伝えらえています。今年は講演会と東大和市の高木獅子舞の実演を通して、獅子舞について学ぶ講座となっています。
今回は東京文化財研究所の久保田裕道先生に「狭山丘陵から日本のシシマイについて考える」と題して講演をしていただきました。
〈講師の久保田裕道先生〉
民俗芸能としてのシシマイは三匹獅子舞だけではなく、多岐にわたり、例えば正月の門付の獅子舞もその一つです。
まずはそんないろいろな獅子舞を、久保田先生撮影のスライドで見ていきます。舞楽系の獅子舞、行道系の獅子舞、山伏神楽系の獅子舞…、それぞれの芸能の特徴を見た上で、三匹獅子舞に入ります。
〈講演の様子、シシマイの分類〉
三匹獅子舞は雄獅子2匹による雌獅子の取り合い(雌獅子隠し)が定番ですが、そうはいっても定番にオリジナルの要素が加わりやすいようで、地域ごとに面や所作などに個性が見られやすいことを、様々な三匹獅子舞を事例に紹介していただきました。
確かに、瑞穂町の箱根ヶ崎獅子舞についても、獅子が登場する前に棒遣いが曽我兄弟の場面を披露することが特色であるといわれています。
そして、来週実演の高木獅子舞の形態や唄など、みどころを紹介していただきました。来週の実演が楽しみになります。
次回は来週(7日)、四市町の獅子舞の紹介と東大和市の高木獅子舞による実演となっています。まだ空きもありますので、ぜひご参加ください。