2024年11月17日
第219回囲炉裏端で語る昔話「みんなで歌おう 童謡・わらべ歌」
みなさん、こんにちは。
秋晴れの爽やかな日ですね。
今日は、伝承の広場で「みんなで歌おう 童謡・わらべ歌」を開催しました。
講師の方に、発声から教わり、参加された皆さんで歌います。
最初は小さかった声も、口を大きく開き、お腹から声を出すことで、だんだん大きくなっていきます。
今日のような天気の良い日に、大きな声を出すのは気持ち良いことでしょう。
沢山の方のご参加、ありがとうございました。
次回は12月8日(日)、本橋善子さんによる「子供の頃の思い出を語ろう」です。
みなさんのご参加をお待ちしております。
2024年11月16日
10周年記念企画展「大海道 細渕家展」ギャラリートーク
みなさん、こんにちは。
本日、開館10周年企画展「大海道 細渕家展」のギャラリートークを実施しました。
けやき館・耕心館の敷地は旧富士山村の豪農、屋号「大海道」細渕家の敷地でした。開館10周年にちなみ、細渕家の旧蔵資料の中から、細渕家や元狭山地区の移り変わりを紹介した展示です。
〈展示室の様子〉
細渕家は近世・近代にかけて村政に深く携わり、江戸時代最後の名主で、明治時代最初の戸長を務めました。
江戸時代の村の仕組み、ノウハウを利用しつつ新しい村の仕組みを築いていたことがよくわかります。
〈展示解説の様子〉
また、醤油醸造を始め、養蚕、製茶、質屋など多角的に事業を展開し、豪農として様々な取り組みをしていました。
現在の耕心館(細渕家母屋)が二階建てなのも、実は養蚕のため、屋根を切り上げて改修したことに由来します。
ギャラリートークに参加していただいた方も、昔の様子と今の姿を比較して興味を持っていただいたようでした。
展示は来年の1月13日(月・祝)まで開催しています。図録を1冊500円にて販売していますので、記念にお手に取ってください。
また、次回のギャラリートークは12月14日 (土) 14:00~15:00にも開催しますので、興味のある方はお気軽にお越しください。
2024年11月16日
第231回温故知新の会「箱根神社所蔵の箱根権現本地仏懸仏について」
みなさん、こんにちは。
本日、開館10周年を記念して「箱根神社所蔵の箱根権現本地仏懸仏について」の講演をしていただきました。
講師は元神奈川県立歴史博物館の館長、薄井和男先生です。
特別展示「箱根神社所蔵箱根本地仏懸仏」に関連した講演会となっています。
〈講師の薄井和男先生〉
講演では、箱根神社に伝わる縁起をもとに、箱根権現の神様についてと、武蔵・相模の懸仏について解説をされた上で、展示中の懸仏について詳しく特徴を解説されました。
〈講演会の様子〉
この懸仏と箱根神社の縁起を比べると、鎌倉時代の縁起には主尊は毘盧遮那如来(=大日如来)であり、この懸仏と合致すること、時代が異なるとこの主尊が異なるため、この懸仏の制作が鎌倉時代であること、「筥根」の銘文の可能性についてなど、この懸仏についてわかりやすくお話しされました。
また、たくさんの懸仏を紹介されたことで、この懸仏が鎌倉期の貴重な作例であることを改めて再確認しました。
普段、瑞穂町の狭山神社と神奈川県の箱根神社はどのようなつながりがあるのだろうと思っている方も多いと思いますが、この懸仏、講演を機にしっかりと知っていただけたのではないかと思います。
薄井先生、ありがとうございました。
なお、展示会期は12月1日(日)までとなっています。
次回の温故知新の会は11月23日(祝)、「第3回 描いて語る元狭山」、講師は関谷和さんです。ぜひご参加ください。
2024年11月10日
第218回「囲炉裏端で語る昔話」
みなさん、こんにちは。
立冬が過ぎ、先日は木枯らし一号が吹きました。すっかり秋らしい気候になりましたね🍂
けやき館では、囲炉裏端で語る昔話「ガリ版旅行記-懐かしい昭和をたずねて-」を開催しました。
今日の語り部は、関谷忠さんです。
自転車・衣装・縁側・結婚式・基地闘争などなど……
関谷さんと囲炉裏端に集った方々とで、懐かしい昭和の思い出話に花を咲かせていました。
なかには、ハエ捕りコンクールがあって、捕まえたハエを封筒に入れて学校に持って行ったとか😲
次回の囲炉裏端で語る昔話は、
11月17日(日) 「新企画② みんなで歌おう童謡・わらべ歌」
語り部は、楽しく歌おう&ストレッチのみなさんです。
お子様からご年配の方々まで、どうぞいらしてください。
みなさんのお越しをお待ちしております。
みなさん、こんにちは!
あっという間に11月ですね。
早いですね~。
今日からミニ展示「七五三」を飾りました。
7歳の女の子の飾り、「はこせこ」「びらかん」「しごき」について
書いてあります。
開館10周年記念展「大海道細渕家展」、開館10周年特別展示「箱根神社所蔵箱根本地仏 懸仏」、
瑞穂町在住の石田和雄さんによる「薬師三尊と六観音像展」も開催中です。
みなさん、ぜひご覧ください。
お待ちしております。
2024年11月03日
10周年記念特別展示「箱根神社所蔵箱根本地仏懸仏」・ギャラリートーク
みなさん、こんにちは。
11月2日より、ガイダンスホールにて、10周年記念特別展示「箱根神社所蔵箱根本地仏懸仏」が始まりました。
箱根本地仏懸仏は瑞穂町で発見されたと伝えられている懸仏です。
鎌倉時代後期の制作とされ、箱根権現の三尊(胎蔵界大日如来、文殊菩薩、観音菩薩)が鋳造されています。
今回は箱根神社のご厚意により、特別にこの懸仏を展示することができました。
〈「箱根神社所蔵箱根本地仏懸仏」展示風景〉
〈懸仏の三尊〉
瑞穂町にとって重要なのは、この懸仏の裏面に「筥根」という文字が刻まれていることです。
箱根ヶ崎の狭山神社(近世の箱根権現)との関係を物語る一級の資料となります。
また、この懸仏は、日本を代表する歴史作家吉川英治氏、国立市を本拠に活動した彫刻家關頑亭氏の手を経て、現在は箱根神社が所蔵しているという由緒も、数奇な運命を感じさせます。
会期初日の11月2日(土)にギャラリートークを実施しました。
初日にも関わらず、多くの方が関心を寄せ、解説を聞いてくださいました。
〈ギャラリートークの様子〉
〈じっくりと解説を聞いて下さっています〉
瑞穂町と箱根神社との関わり、箱根信仰に関心を持ってくださった方が多かったようです。
狭山神社の関係者の皆様もお越しくださり、この懸仏のじっくりとご覧になっていました。
展示は、12月1日(日)まで開催しています。
また、第2回ギャラリートークも11月16日(土)15時から行います。
貴重な懸仏をぜひご覧ください。
また、2階展示ギャラリーにて、企画展「石田和雄 ―薬師三尊と六観音像―」(会期:11月2日~12月1日)も実施しています。
こちらは瑞穂町在住の石田和雄氏による作品となります。併せてお楽しみください。
2024年11月02日
企画展 石田和雄 ―薬師三尊と六観音像―
本日(11/2)から、企画展「石田和雄 ―薬師三尊と六観音像―」がはじまりました。
瑞穂町在住の石田和雄氏が制作した、薬師三尊と六観音像をご紹介しています。
先日までのハロウィンなどの賑やかな雰囲気とは打って変わり、心穏やかになれるような空間が広がっています。
こちらは今年完成した最新作の《聖観音立像》。
丹精を尽くし彫り上げられた仏たちの佇む空間は感じ入るものがあります。
ちなみに…この展示を担当しました私のお気に入りは《如意輪観音坐像》です。
会場に足をお運びいただき、ぜひぜひ実物をご覧ください。
会期は、11月2日(土)~12月1日(日)。会場は、2階 展示ギャラリーです。
※11月18日(月)は休館日ですのでご注意ください。
他にも
10周年記念特別展示「箱根神社所蔵 箱根本地仏 懸仏」
11月2日(土) ~12月1日(日) ガイダンスホール
開館10周年記念企画展「大海道 細渕家展」
10月19日(土) ~令和7年1月13日(月・祝) 1階 企画展示室
も開催中です。併せてお楽しみください。
2024年10月27日
ハロウィン☆ダンボール工作
10月19日(土)に「ハロウィン☆ダンボール工作」を開催しました。
ダンボールアーティストの山田素子さんを講師に招いての体験教室です。
山田さんはダンボールおもちゃの制作を通して創造の喜びを伝えたいと、さまざまな作品キットなどを制作・販売し、全国でワークショップも精力的に行われています。
今回は、ダンボールでハロウィンの仮装に使えるかぼちゃやフランケンの怪物の被り物を作りました。カッターでダンボールをザクザク切ったり、思い切り絵具を塗ったり、お家ではなかなかできないダイナミックな工作です!
かぼちゃの形を作り、首の穴をあけ、顔をくり抜きます。ハサミやカッター、ダンボール用カッターも使いました。
ツル部分や帽子をつけて形ができたら、色塗りです!!
前後、両横、上面も。たくさん塗りました。同じ色で全面を塗るのは実はなかなか難しいのですね。
こだわっていろんな色を使ってみた子もいました。
6年生のお兄さんは、フランケンの怪物にチャレンジ!複雑な形もあっという間に作って、色塗りもばっちり。
最後には、飛び出た脳ミソも!!いいものができましたね。
みなさん夢中で作って塗りました!!
最後は、けやき館のガイダンスホールに設置されている、ハロウィンのフォトスポットで撮影会です。
盛り上がりました☆
講師の山田さん、参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
けやき館では、ハロウィンのフォトスポットを10/31まで設置しています。
そして10/30と31日は、「けやき館のHappy Halloween」を開催!
仮装して来ると、プチプレゼントがもらえます。衣装も少しですが借りられます!
ぜひお越しくださいね。お待ちしております。
2024年10月27日
第217回囲炉裏端で語る昔話「長岡の話④」
みなさまこんにちは
けやき館の庭「伝承の広場」にある樹齢300年を超える大けやきの葉っぱもだいぶ落ちて
夏は青々とした葉っぱに隠れていたヤドリギが姿をあらわす時期になってきました。
お出かけしたくなる季節、八高線に乗ってのんびりけやき館!というのはいかがでしょうか?
もちろんお車でも😊駐車場あります。(約40台)
今日の囲炉裏端で語る昔話は、「長岡地区の話④」しでした。
語り部は、平山和治さんです。
長岡地区の歴史は瑞穂町の中でも比較的新しく、
300年くらい前(享保10年頃)から新田開発で人が入植して始まった地区だそうです。
ということはこの大けやき、そのころから瑞穂町を見守ってきたんですね。すごい!
(けやき館のあるこちらの地区は長岡地区より古く、もうその頃は村(富士山村)でした。)
次回の囲炉裏端で語る昔話は、
11月10日㈰ 「ガリ版旅行記」 語り部:関谷忠氏 です。
皆様のお越しをお待ちしております。
2024年10月27日
“癒し”拓くアート2024 話そう聴こうつながろう!サークルトーク
「“癒し”拓くアート2024 ―育まれたこころのアート― こころの表現工房×つながる仲間たちの自己表現展」
を10/6(日)から20(日)まで開催しました。
最終日の20日には「話そう聴こうつながろう!サークルトーク」が開かれ、たくさんの方にご参加いただきました。
昨年に引き続き、みなさんでまーるくなって座り、お話する企画です。
こころの表現工房主催の山本真由美さんを中心に、展示に出品されている方はもちろん、いろいろな立場の方にお集まりいただきました。それぞれの思いに耳を傾け、うんうんとうなずいたり、素敵ですね!と歓声があがったり、あたたかい時間となりました。なんと、昨年より参加人数も増え、最後まで参加いただいた方がほとんどです。
名のとおり、“癒し”拓くアート空間となりました。
ご参加いただいた皆さま、山本さん、ありがとうございました。
展覧会にもたくさんの方々にご高覧いただきありがとうございました。