TEL.042-568-0634

開館時間
9:00〜17:00
休館日
第3月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休館日

ブログ

20250208

今年も「初めての人向け 古文書を読み解く」を行いました

みなさん、こんにちは。

寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

けやき館では、3回(1月25日から)の連続講座「初めての人向け 古文書を読み解く」が行われました。

毎年、瑞穂町および近隣地域に伝わる江戸時代の史料を教材として、古文書の読み方を学ぶ講座となっています。

第1回目(1月25日)の講師は、瑞穂古文書を読む会代表の塩島清志さんです。

まず手始めに、近世(江戸時代)文書の特徴、よく使われる文字や異体字などを教えていただきました。

古文書は崩し字に慣れることとともに、江戸時代の文体(候文)に慣れることが大切です。基本的な文体を丁寧に解説されました。

〈講師の塩島清志さん〉

 

第2回目は(2月1日)は、塩島さんによる基本的な文体の続き、そして、後半で実際の古文書を読み解いていきます。

講師は岩崎行雄さんです。一通目は大海道細渕家文書の質物取引取極です。江戸時代末期の質物(質を取引する際の借主と貸主の守るべきことを記した文書)を読みました。

江戸時代のお金のことなど、難しい表現も多い文書ですが、計算も難なくこなしながら解説をされました。

〈第2回目講師の岩崎行雄さん〉

 

第3回目(2月8日)は、2回目に引き続き、岩崎さんによる瑞穂町内の古文書解読です。

町内の長谷部新田、栗原新田の新田開発に関係する古文書を解説してもらいました。

新田を開くにあたり、他村から長谷部新田へ来る際の村出証文や引寺に関する文書など、古文書を読みながら新田開発当初の時代について学びました。

担当してくださった瑞穂古文書を読む会の皆様、ありがとうございました。

 

「初めての人向け 古文書を読み解く」は来年も実施したいと考えています。古文書に興味のある方、瑞穂町の歴史に興味のある方は、ぜひ来年も期待してください。

最新記事

カテゴリー

  • イベントのお知らせ
  • ミニ展示
  • 学芸員の小窓
  • 未分類
  • 館長あいさつ
  • 過去の記事