2023年11月18日
企画展「オオタカ展」ギャラリートーク
みなさん、こんにちは。
本日(11月18日)、企画展「オオタカ-鷹とその文化-」の関連イベント、ギャラリートーク(第1回目)を開催しました。
今回は、けやき館学芸員だけではなく、展示の監修者、日本鷹匠協会の会長の尾作文男氏、副会長の村野貞夫氏にも加わっていただきました。
〈ギャラリートークの様子〉
〈尾作文男会長〉
鷹匠ならではの視点で、オオタカはどのような鳥で、飼育・調教をしているのか、お話いただきました。
鷹匠のお二人が強調したのは、鷹匠としての伝統技術を守ることでした。
鷹匠としての役割は、昔は将軍や大名に仕えているという役割で、そうした伝統が道具や所作にも宿っているということが印象的でした。
タカを飼うだけではなく、道具も作れて一人前で、どのような技術が詰まっているのか、細かくお話されていました。
〈村野貞夫副会長〉
また、もう一つ大切にされていたのは、とてもタカを大事にして、よく観ているということです。
タカの癖はもちろん、このタカは何をしようとしているのか、気性などを含めて、とても注意深く観ていました。
ギャラリートーク後には、実際に伝承の広場で、鷹匠二人で向かい合い、飛ばしてくれました。
これも訓練の一つで、タカとの信頼関係がなければ、このようなことはできません。
〈鷹匠イベントの様子〉
今回は鷹匠イベントも行うと告知していたため、多くの方が参加してくださいましたが、とても関心が高く、最後まで鷹匠の方々とお話していたのが印象的でした。
展示は令和6年1月8日(祝・月)まで開催しています。また、次回のギャラリートークは、12月9日(土)です。
興味を持たれた方はぜひお越しください。