2024年12月08日
狭山丘陵市民大学2024「狭山丘陵の獅子舞」獅子舞実演
みなさん、こんにちは。
先週に引き続き、狭山丘陵市民大学「狭山丘陵の獅子舞」が行われました。
今回は「四市町の獅子舞と高木獅子舞実演」です。
先週の久保田裕道先生による講演を踏まえ、各市町の獅子舞の概要が説明されます。
隣り合った地域であっても、獅子舞の成立は異なり、獅子頭の表情から演目構成の違いまで差異がみられることがよくわかりました。
〈横中場の獅子舞〉
〈高木の獅子舞〉
ちなみに、瑞穂の箱根ヶ崎獅子舞は、獅子頭は龍頭で、先導役は天狗、獅子舞の前に棒遣いが曽我兄弟の仇討ちの場面を演じるなどが特徴に挙げられています。
続いて、高木獅子舞の実演になります。
高木獅子舞は江戸時代から始まっていると言われていますが、一時中断していたものを「高木獅子舞保存会」が1998年に復活させ、現在に至ります。
例年、9月15日前後に高木神社で奉納上演のみとのことですが、今回は特別にけやき館での上演に応じていただきました。
まずは、会長からのご説明。
〈保存会尾﨑会長〉
続いて先導役(狐)と三匹獅子が勇壮な踊りを披露します。
〈三匹獅子と天狗〉
両脇にはささらすり、そして唄と笛も加わり、獅子舞が舞われていきます。
〈ささらすり〉
〈笛〉
こちらは雌獅子隠しの場面。雄獅子同士で激しく争っています。
〈雌獅子隠し〉
やがて仲直りして終演を迎えます。
〈無事終わりました〉
いつもとは勝手が違う会場ですが、綿密に準備され、形を変えながらも分かりやすく演じていただきました。ありがとうございます。
なお、落ちた獅子の毛(かんな削りした薄板)は縁起物とのこと、見学の方が持ちかえりました。
見ている方もきっと貴重な体験をされたと感じたのではないでしょうか。
狭山丘陵市民大学は来年度も実施予定です。来年度もご期待ください。