2024年11月16日
10周年記念企画展「大海道 細渕家展」ギャラリートーク
みなさん、こんにちは。
本日、開館10周年企画展「大海道 細渕家展」のギャラリートークを実施しました。
けやき館・耕心館の敷地は旧富士山村の豪農、屋号「大海道」細渕家の敷地でした。開館10周年にちなみ、細渕家の旧蔵資料の中から、細渕家や元狭山地区の移り変わりを紹介した展示です。
〈展示室の様子〉
細渕家は近世・近代にかけて村政に深く携わり、江戸時代最後の名主で、明治時代最初の戸長を務めました。
江戸時代の村の仕組み、ノウハウを利用しつつ新しい村の仕組みを築いていたことがよくわかります。
〈展示解説の様子〉
また、醤油醸造を始め、養蚕、製茶、質屋など多角的に事業を展開し、豪農として様々な取り組みをしていました。
現在の耕心館(細渕家母屋)が二階建てなのも、実は養蚕のため、屋根を切り上げて改修したことに由来します。
ギャラリートークに参加していただいた方も、昔の様子と今の姿を比較して興味を持っていただいたようでした。
展示は来年の1月13日(月・祝)まで開催しています。図録を1冊500円にて販売していますので、記念にお手に取ってください。
また、次回のギャラリートークは12月14日 (土) 14:00~15:00にも開催しますので、興味のある方はお気軽にお越しください。