2024年09月08日
第214回囲炉裏端で語る昔話
みなさまこんにちは
お手玉 けんだま おはじき めんこ
あぁ懐かしい。楽しむというより、熱中していませんでした?
え?知らない!初めて聞く!なんのことだかわからない!
という(お若い)方もいらっしゃるかもしれませんね。
こどもの大好きな遊びですよねー。
私が子どもの頃遊んでいると大人が見本を見せてくれて、
それがものすごく上手くて
すごーい!
なんて大人が尊敬されるきっかけになったりして。
今は、子どもの方がゲーム上手だからな…
本日の囲炉裏端で語る昔話は、
「昔遊び 実演②」語り部 梅田美枝さんでした。
参加者の方も一緒に、
そー言えば、ゴムトビをやるのは女子が多かったわねー。(確かに!)
お手玉3個できたわよ。今でもできるかも。(私は、2個でお手上げ)
などと、ワイワイ囲炉裏を囲んで思い出話をしながら、
梅田さんがご用意してくれたけん玉やお手玉で実際に腕前を披露してくださったり、
楽しい時間を過ごしました。
次回の囲炉裏端で語る昔話は、
9月14日土曜日10時15分~ 「元狭山の昔話⑨最終回」語り部:栗山増夫氏です。
みなさんのお越しをお待ちしています。
本日9月7日(土)は「インド藍 板締め染色教室」を開催しました。
瑞穂町には伝統産業であった村山大島紬という織物があります。
本日は、その村山大島紬の大きな特徴である“板締め”という染色の技を使い、インド藍でストールを染める体験をしていただきました。
講師は、日本の伝統工芸士であり、村山大島紬伝承会会長でもある小山典男さんです。
同じく村山大島紬伝承会の鈴木勇さんにもお手伝いいただきました。
この刻みの入った板に、ストールを挟みます。
どのような模様をどのあたりに出したいかを先生にお伝えし、相談しながら布を配置し挟んでいきます。
圧力をかけ締め上げた板の塊をインド藍の染液に浸し、出してしばらく酸化させたあとに板を外します。
この、板を外して染まり具合を目にする時と、ストールを広げ模様の出方を目にする時が感動です!!
染まったストールを広げ乾燥させます。
本日も天候に恵まれ、あっという間に乾きました。芝に藍色が映えます。
とても素敵なストールが染まり上がりました。
同じような刻みの板でも、布の置き方でこんなにも染まり方が変わります。
2つと同じ染めにはならないのも魅力です。
参加くださったみなさま、講師の小山さん、鈴木さん、ありがとうございました。
次回の染色体験教室は来年春あたりでしょうか。
またいろいろと企画準備いたしますので楽しみにお待ちください。
みなさん、こんにちは。
けやき館では、9月3日(火)から5日(木)まで3日間、瑞穂中学校の職場体験実習として、2年生3人を受け入れていました。
3日間で中学生はどのような活動をしてくれていたのか、ご紹介します。
〇1日目
1日目はガイダンスと瑞穂町の歴史を学んでもらいました。
展示や施設など館内を案内したり、けやき館は年間どのような活動をしているのか、どのような方の協力を得て活動しているのか説明したりして、けやき館について知ってもらいます。
ちなみに、生徒たちは何度かけやき館には来てくれていて、地域の勉強をするために活用してくれた生徒もいると聞きました。
続いて、瑞穂町の歴史について。
地域の歴史について、小学校の地域学習の時間で習いますが、改めて勉強する機会は意外とありません。
そこで、町の文化財などを紹介しつつ、中学校で習う歴史と地域の歴史を重ね合わせて学んでもらいます。
〈瑞穂町の歴史の学習〉
〇2日目
2日目はクイズ作成と自然についてです。
クイズ作成は、常設展示室のめくりクイズの作成を一人一問作成してもらいます。テーマを探し、一人で問題、解説を作る。
小さい子にも、大人にも分かるようにクイズを作成するということは、意外に難しいことですが、それぞれテーマを見つけ、調べながら作成してくれています。
風除室に展示されているカブトムシコーナーのお手伝い。
カブトムシが集まるシマトネリコの植え替え、土に産みつけられたカブトムシの卵や幼虫の割り出し作業をしました。
それによりカブトムシの成虫に加え、卵から3齢幼虫の各ステージを観察することができました。
〈自然、割り出し作業中〉
〇3日目
最終日は史跡見学と体験教室の企画です。
街中を歩くと、路傍の石塔を目にすることはありませんか。
普段はそのまま通り過ぎてしまいがちですが、よく見ると、それは歴史の証人になってくれるかもしれません。
この史跡見学でも、けやき館から歩いて行ける範囲の身近な石塔や文化財を解説付きで見ています。
けやき館では、体験教室にも力を入れています。工作教室や染色、機織りなどの体験教室は、教育普及活動の一環。
企画を立てるためには、講師を探して交渉、チラシを作ったり、当日までの準備をしたりしないといけません。
一つ一つの企画にも、いろいろな準備が必要であるということを知ってもらえたと思います。
〈体験教室の企画会議の様子〉
そして、最後にめくりクイズ完成の発表会です。
〈めくりクイズの発表会〉
以上、3日間の主な実習内容でした。
地域の歴史や自然について学びながら、郷土資料館の仕事に触れることで、働くことについて感じ取ってもらえたら幸いです。
瑞穂中学校の実習生のみなさん、お疲れさまでした。
2024年08月25日
令和6年度 みずほ はたおり探検隊
8月17日(土)と24日(土)の2日間で「令和6年度 みずほ はたおり探検隊」を開催しました。
瑞穂町の伝統産業である村山大島紬について学び、染色と織りを体験するものです。
講師は、村山大島紬伝承会の小山典男氏と鈴木勇氏です。
1日目の17日(土)は、染めを体験しました。
村山大島紬の特徴である、糸を先染めするための刻みの入った板を使い、インド藍でストールを染めました。
他にも、Tシャツやワンピース、ご自分で紡いだという木綿の糸の板締め染色にチャレンジされた方も!素敵な作品がたくさん生まれました。
2日目の24日(土)は、織りの体験です。
好きな糸を選んでのコースター織りと、裂き織りを体験していただきました。
この2日間で出来上がった作品は、10月1日(火)~31日(木)にけやき館エントランスホールで「みずほ染め織り作品展」として展示いたします。ぜひ、探検隊の成果を見にいらしてください。
2024年08月25日
温故知新の会「江戸時代の警察組織と罰」を開催しました
みなさん、こんにちは。
毎日残暑が続き、暑さは一向に収まる気配がありませんね💦
けやき館では今日、第226回温故知新の会「江戸時代の警察組織と罰」を開催しました。講師は、瑞穂町文化財保護審議会委員で瑞穂古文書を読む会の代表の務める塩島清志さんです。
江戸時代の警察組織としては、江戸において町奉行・勘定奉行・寺社奉行があり、その特徴としては縦割り組織で弊害が多かったこと。瑞穂町の旧村々では、箱根ヶ崎村や殿ヶ谷村などは幕府領(いわゆる天領)、富士山村や二本木村などの旧元狭山村は旗本領で支配者が異なっていたことや、関東取締出役や寄場組合といった治安維持組織の説明がありました。
また、江戸時代の刑罰の種類や現代との違いなど、具体的な例を交えて詳しく話してくださいました。時代劇などを見て、分かっているようで実はよく知らなかった江戸時代の実像について、理解を深めることができた講演会になりました。
これから、けやき館で開催する温故知新の会は、以下の通りです。
・9月1日(日) 体験教室「東京だるまの絵つけ体験」 ※定員に達しました
・9月21日(土) 自然に関する講演会「定点カメラが見た野鳥たち」 受付中
・10月6日(日)・13日(日) 地域の産業「東京狭山茶手もみ実演」 9月5日(木)より受付開始
・10月20日(日) 歴史講演会「消え去った言葉たち」 9月20日(金)より受付開始
みなさんのお越しをお待ちしております。
2024年08月18日
第213回囲炉裏端で語る昔話
みなさま 暑すぎる夏、いかがお過ごしですか?
暑すぎて出かけられず、家で過ごす時間が長くなって
夏休みの宿題が以前よりはかどるようになった!
・・・なんてことは、ありえませんよね。
夏休みの宿題といえば、かつては自由研究、工作、そして読者感想文。(これ全部課題だったなんて)
読書といえば秋!
だけど宿題の事をおもうと、私たち夏にも本と(強制的に)向き合った時間あったんですね。
夏の読書はつらい思い出の方が多いかしら?
いやいや、思いもかけず自分を成長させてくれる1冊に出会えた方もいるでしょう。
今日の囲炉裏端で語る昔話は、
「思い出の1冊を語り合おう」② 語り部:村上豊子さんでした。
囲炉裏を囲んで参加したみなさんも、推し本、思い出本を紹介してくれました。
本を語る時、読みお聞かせてくれたお母さんとの思い出もよみがえったり、
素敵な時間になりました。
みなさんも、とっておきの1冊思い出してみたり、
これから出会う最高最強の1冊にワクワクしながら新しい本を読み始めてみたり、
まだまだ暑い夏、静かでも心躍るお時間をお過ごしくださいませ。
次回の囲炉裏端で語る昔話は
9月8日(日) 10時15分~11時30分 「昔遊び 実演②」 語り部は、梅田美枝さんです。
2024年08月11日
第225回温故知新の会「第8回平和へのメッセージ」
皆さん こんにちは。
暦の上では立秋を迎えたのに、酷暑の日々が続きます、皆様どうぞご自愛くださいませ。
8月15日は、第二次世界大戦が終結した終戦記念日です。
毎年8月に当館では、「平和へのメッセージ」を開催しています。
今回の講演は、えん罪で犠牲になった家族の辛く悲しいお話でした。
世界では、戦争が続いている国がいくつもあり、戦争のために祖国を追われ、難民として生活をしている方もたくさんいます。
世界で起きている戦争が、一日も早く終結し、平和な暮らしが取り戻せることを願うばかりです。
皆さんも「戦争と平和」について、今一度考える機会を持ってはいかがでしょうか。
次回8月25日の温故知新の会は、塩島清志氏による郷土歴史講演会「江戸時代の警察組織と罰」です。
2024年08月11日
夏のわくわく工作教室「おもしろ消しゴムでポットorジオラマ」
こんにちは。あつい夏休みはまだまだ続きますね!
けやき館では、夏のわくわく工作教室のスペシャル企画‼「おもしろ消しゴムでポットorジオラマ」を、8/5(月)~7(水)の3日間 開催しました。
おもしろ消しゴムの「イワコー」さんをご存じですか?!可愛いくておもしろい様々な立体消しゴムをつくっている会社「イワコー」さんですが、みなさんどこかで一度は見たことがあるはず。実は持ってる!というお友達も多いのではないかなと思います。そんなイワコーさんの消しゴムセットを使って、ポットをデコレーションしようという企画です。
イワコーさんからは、講師として3Dデザイナーをされている藤澤洋子さんに来ていただきました。
藤澤さんがどんなお仕事をされているか、消しゴムはどんなふうに出来るのかなどのお話も聞くことができました。
へぇ~、そうなんだー!と、子どもたちだけでなく保護者の方々も興味深く聞き入っていました。
デコレーションづくりがはじまると、みんな真剣です。どんな風に置こうかなと嬉しく悩みながら、高さを出したり、飾りパーツを並べてみたり。こんな風にくっつけたいんだけど、どうしたらいい?と、藤澤さんにアドバイスをもらって接着したり、ホイップ接着剤の使い方を教えていただいたりしました。
小さなお友だちも保護者の方と楽しく取り組めていました。
どの子も、集中力が切れることなく最後まで作れたことに感心しました!
みなさんの作品を並べて発表会ができた日もありました。
とても嬉しそうに気に入っているところをお話してくれるお友だちが多かったのが印象的でした。
とってもすてきな作品がたくさん出来上がりました。
参加してくださったみなさま、講師の藤澤さん、お手伝いいただいたボラティアの鈴木さん、ありがとうございました!!
夏のわくわく工作教室は、まだまだ続きます!
「ゆらゆら不思議!やじろべえをつくろう」の後半が、8/12(月)~14(水)に3日間あります‼
涼しいけやき館で、楽しく工作をしませんか?!お待ちしております。
夏のわくわく工作教室 | 瑞穂町郷土資料館 けやき館 (mizuhokyodo.jp)
2024年08月09日
夏のわくわく工作教室「ゆらゆら不思議!やじろべえをつくろう」
こんにちは。あついあつい夏休み…みなさんどのようにお過ごしでしょうか。
けやき館では、夏休みの工作教室を開催しています!
7/29(月)~31(水)は「ゆらゆら不思議!やじろべえをつくろう」の前半を行いました。
針金の両端に何もぶら下げないと…… おっとっと~!倒れてしまいます。
ところが、ビー玉のついた重りを両端にぶら下げると…… あら不思議!ゆらゆらしても倒れません。
この不思議なバランスを楽しみながら、思い思いのやじろべえを作ります。
みなさんの作ったカッコイイ、可愛い、ユニークなやじろべえたちを一部ご紹介。
この「ゆらゆら不思議!やじろべえをつくろう」の後半は、8/12(月祝)~14(水)に開催します。
里帰りされているお孫さんと一緒にいかがですか?
お電話:042-568-0634にお申し込みください。
暑くて外で遊べない時、お天気が不安定な時、何して過ごそうかお迷いの時には……
ぜひぜひ、涼しいけやき館に来てお過ごしください!
他にも「みずほまるをさがせ」や「調べる学習(自由研究)のヒントをゲットしよう」、鉄道に関する展示などなど、盛りだくさんでお待ちしております。
カブトムシやザリガニもいますよ~!