2024年04月05日
ジオラマの修理。。。展示物を大切に扱いましょう
郷土資料館の「瑞穂の自然」のコーナーに、狭山丘陵の雑木林のジオラマがあります。初夏から夏にかけて見られる様々な生き物が、あちらこちらに潜んでいます。
残念なことに、いくつかの展示が壊されてしまっていました。植物の葉や花、昆虫の翅などが引きちぎられていたりなど…
今回、ジオラマの中にわけ入り、修理を行いました。
<葉の修理はなかなか難しいです>
<落ちてしまったナナフシモドキをテグスで吊ることにしました>
<どの部分を修理したか、わかりますか?>
修理できるならいいだろう、ということではなく、展示物は基本的には触れることなく、大切に見てもらいたいです。十分に修理できないものもあります。
それにしても、ジオラマの中では本当に森林の中にいるように見えますね!
今回修理された部分が自然に馴染んでいるか、郷土資料館の展示室でぜひご確認ください。
昨年の昆虫展でもお世話になりました岡部廣さんによる「昆虫標本展 人と昆虫」が4月5日(金)より、いよいよ始まります。
「これ、全部飾るんですか?」と聞かれるぐらい、多くの標本箱と写真をお持ちいただきました。
<ずらっと並んだ標本と写真>
エントランスから入って左のスペースに、皆さんに数多く見ていただけるように、配置を工夫しながら設営していきます。
<写真をこのスペースに並べます>
写真の入った額縁をまっすぐ掛けるのは、意外にとても難しいです。
<真剣な作業>
設営準備をしている最中にも、来館者の方が興味津々で見ています。
<美しい蛾に興味津々>
分類別・テーマ別で楽しくまとめられた標本と美しい写真の数々を、ぜひご覧にお越しください。
展示期間は5月26日(日)までです。
2024年04月02日
パネル展 『源氏物語』に詠まれた万葉の草花
みなさん、こんにちは。
桜が徐々に咲き始め、カタクリの花も見頃を迎えました。
今日から4月。新年度のスタートですね。
けやき館では、パネル展「『源氏物語』に詠まれた万葉の草花」が始まりました。
毎年この時期にはパネル展「万葉集と山野草」を開催していますが、今年はテレビドラマで話題の紫式部とコラボレーションして、『源氏物語』の中で詠まれた和歌から、万葉の草花を用いた10首の歌をパネルと写真で紹介しています。
光源氏・紫の上・明石の君などなど、有名な登場人物たちが詠んだ和歌と、森林インストラクターの久保田鷹光さんが撮影した美しい草花の写真をどうぞご覧ください。
会期は6月2日(日)まで、会場は2階展示ギャラリーです。
では最後にクイズです。紫式部は『源氏物語』の中で、およそどれくらいの和歌を詠んでいるでしょうか?
① 約100首 ② 約200首 ③ 約400首 ④ 約800首
正解は展示会場にて!
みなさんのお越しをお待ちしております。
2024年04月01日
開花目前!白いカタクリを探そう
新しい年度がスタートしましたね。今年のカタクリの全体の見ごろは先週の週末で、多くの人で賑わいました。
〈さやま花多来里の郷〉
一方、幻の白いカタクリの開花は明日以降になりそうです!
下の写真の中に、白いカタクリのつぼみがあるのを見つけられますか?
<カタクリの群落>
もう少しクローズアップしてみましょう。
<白いカタクリは柄に注目>
花の柄が、普通のカタクリは赤っぽい色が入るのに対し、白いカタクリはきれいな緑なのが特徴です。これは通常の色素が作られないためで、出現するのは数万本に1本の頻度といわれていますが、瑞穂町のさやま花多来里では何と2株、近い場所で見つけることができます。
白いカタクリの花言葉は「私は特別」「本当の姿を見て」「きまぐれ」だそうです。
あなたも白いカタクリを探しに出かけませんか?
2024年04月01日
第216回温故知新の会 公開座談会「わが町の魅力 再発見!!」
こんにちは けやき館です。
本日、第216回温故知新の会 公開座談会「わが町の魅力 再発見!!」を開催しました。
お話は、瑞穂町企画政策課長 宮坂氏、産業経済課長 長谷部氏、図書館長 町田氏に行っていただきました。
経済面については、農業分野の特産物のシクラメンや農作物品について、工業分野では生産性の高い企業が町内には多く存在しているといったお話、
また町のゆるキャラ「みずほまる」が誕生するまでのお話もありました。
図書館については、リニューアル後の来館者数が大幅に増加したこと、多方面から新しい図書館のモデルケースとして視察が多く来ており、
GOOD DESIGN賞を受賞したことなど。図書館という施設でも、他地域から人を呼び込むことが出来るといったお話。
その他企画制作からは、町に関連のあるサブカルチャーの活動についてのお話もしていただきました。
町にお住まいの参加者からは、「町の魅力を再発見出来た」と言ったお声も。
次回の4月7日(日)温故知新の会は、ふるさと大学入学説明会「瑞穂町2万年の歴史 概論」です。
皆様のご参加をお待ちしています。
2024年03月30日
春のわくわく工作教室「くるくるレインボー」2日目
本日は、春のわくわく工作教室「くるくるレインボー」の2日目を行いました。
テープを切り分ける・小さな円盤の上に並べて貼っていく、など、細かい作業が多かったのですが、小さなお友だちも一生懸命ハサミを使って切ったり貼ったりして上手に作ることができました。テープがよじれないように折れないように貼っていくのはなかなか難しいものです。だんだんと形ができてくると嬉しくて頑張れたようです。
そして今回も、出来上がったあとはくるくる回して遊んで…こんな形できるよ!と、ご披露してもらいました。
回し方が上手!キレのある動きでカッコよかったよ!!
下に向いてた形が、ネジっていくとあら不思議!ぐるりと上向きになりました。
ねじるだけでも不思議な形ができましたね。ゆっくり見せてくれたのがとてもキレイでした。
この「くるくるレインボー」、作れてよかった、楽しかった、とたくさんの嬉しいお声をいただきました。ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。
次回は、母の日工作教室「ハートのパタパタカード」です。
パタパタパタッと動いてびっくりなキュートなカード!只今、ご予約受付中です。
ご参加お待ちしております。
2024年03月24日
第203回囲炉裏端で語る昔話
みなさまこんにちは
寒いですね。春が来そうで来ないですね(;´д`)
みなさん、暖かくしてお過ごしください。
本日の囲炉裏端で語る昔話は、おはなし企画さんによる、「いろいろあってもいいんじゃない?」でした。
子ども向けの絵本からおとなの女性の詩まで、バラエティに富んだラインナップで楽しませてくれました。
中には、万葉集を現代の言葉とノリで表現するなんてコーナーも😊
いつも楽しい企画をありがとうございます。
おはなし企画さんは、4月29日(祝)にも、「花の歌会~万葉集から~」で出演していただきます。
楽しみですね。その前に…
次回の囲炉裏端で語る昔話は、 4月21日(日)10時15分より
「元狭山の昔話⑧」 語り部:栗原増夫氏 です。
皆様のお越しをお待ちしております
こんにちは けやき館です。
本日、けやき館の落語会を開催しました。
ご出演は、お馴染みの古今亭始さんです。
本日の演目は、『ふぐ鍋』『粗忽の使者』でした。
次回のけやき館の落語会は、6月に開催予定です。
始さんの名で行う二つ目最後のご主演です、どうぞお楽しみに!
そして、大変うれしいお知らせ!
真打昇進直後にもけやき館の落語会に出演が決定しました。
けやき館のinstagramもチェックしてください。
2024年03月23日
春のわくわく工作教室「くるくるレインボー」
春のわくわく工作教室「くるくるレインボー」の1日目を開催しました。
「くるくるレインボー」?!
棒をまわすといろいろな形に変わる不思議なおもちゃです。
お祭りなどで見たことがある方もいらっしゃるのでは?お子さんにおねだりされた方もいらっしゃるでしょう。。
本日は、そのおもちゃを作って遊んでみました!
みんな真剣です! …切って…
貼って…
折れないように慎重にまぁるく貼って…
棒にくっつけて出来上がり!
さて、ここからは真剣に遊んで、いろんなワザを研究・開発です。
その成果を、発表会で見せてもらいました。
そんな形にもなるんだ!
そのワザは初めて見たー!
と、みんなで驚き楽しむことができました。
今回の工作教室は、作るだけでなく遊ぶのも楽しかったですね。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
2日目は3/30(土)に開催です。
どんなワザが出るかな?楽しみにお待ちしております。
2024年03月17日
第215回 温故知新の会「神仏に出会う旅ー社寺参詣の文化と瑞穂ー」
本日は第215回 温故知新の会「神仏に出会う旅ー社寺参詣の文化と瑞穂ー」を開催しました。
本日の講師は、当館学芸員の関口健氏です。
日本民俗学を専攻し山岳宗教史などを研究している関口氏が、さまざまな資料写真を見ながら社寺参詣に関わる話をしました。
「一 江戸の富士塚」とはどのようなものかというところからはじまり、「二 瑞穂にもたらされた札や護符」、「三 町内の石造文化と社寺参詣」と、瑞穂町の身近にある文化財や、当館で所蔵の古文書などからも分かる参詣の形やルートの話、最後には「四 社寺参詣と鉄道 」と御嶽山のケーブルカーの話まで。関口氏のお勧め観光ポイントや少年時代の遠足の思い出なども良かったですね。1時間半、ギュッと濃密につまった大変興味深く面白いものでした。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。