みなさんこんにちは。
明日、6/3(土)より、2階展示ギャラリーにて、特別展「相馬博絵画展-悠久の光、久遠の刻-」が開催されます。
現代美術家の相馬博氏による、新作を含む11点を展示しています。
相馬氏は宇宙や空の光をモチーフに創作した抽象画を数多く発表しています。
今回の展示でも、漆黒と窯変天目のような散りばめられた光彩の美しさを体験してください。
〈展示ギャラリーの様子〉
タイトルの名を冠する「悠久の光、久遠の刻」です。
〈悠久の光、久遠の刻〉
相馬氏の在廊日は、今のところ以下のように予定しています。
6月3日(土)、4日(日)、10日(土)、18日(日)、24日(土)
7月1日(土)、2日(日)
時間13:00〜17:00
なお、在廊の予定は変更することもあります。ご注意ください。
また、関連イベントとして、6月18日(日)14時~15時、相馬氏によるギャラリートークを予定しています。
こちらは予約不要で参加できますので、お気軽にご参加ください。
これからも、不定期に展示について取り上げていきますので、当ブログも楽しみにしてください。
2023年05月30日
「狭山丘陵南麓の歴史散歩」に行ってきました
皆さん、こんにちは。
今週から6月に入り、天候もしばらく良くありませんね🌂
5月28日(日)、けやき館では第196回温故知新の会「狭山丘陵南麓の歴史散歩」を実施しました。講師は、けやき館で何度もお世話になっている角田清美さんです。当初の日程では2週間前に行うはずでしたが、雨天により延期し、ようやく実施することができました。
箱根ケ崎駅を出発し、御嶽神社→神明神社→阿弥陀堂→福正寺→阿豆佐味天神社へと、町内の寺社・史跡などを巡りました。スタート直後から角田さんの解説が盛りだくさんで、建物一棟・通り一本でも歴史的・地理的に意味がある場所では、その都度わかりやすい説明がありました。参加した方々も角田さんに積極的に質問しながら、充実した歴史散歩になりました。
帰り道の途中には、今も多摩だるまを製造しているお宅におじゃまして、工程途中のだるまを見て触れて、実際に作っている方から貴重なお話を伺うことができました。
次回の温故知新の会は、6月11日の「瑞穂の野鳥 探鳥会」です。
(定員に達したため、お申し込みは締め切っています)
2023年05月27日
体験講座「板碑の拓本体験」
みなさん、こんにちは。
本日は「板碑の拓本体験」を開催しました。
板碑は中世の石造物の一つとして知られていますが、今回は企画展関連展示「瑞穂・武蔵村山の板碑」の関連として実際の板碑を使い拓本をとるという体験をしました。
拓本の利点の一つは、道具をそろえることができれば、資料を汚さず、原寸大の文字や模様などを写し出すことができる点にあります。
〈拓本の取り方〉
〈思い思いにとっています〉
〈乾燥中〉
この企画は、進藤進氏のご協力で実施することができました。
みなさん、苦労しながらも、思い思いに拓本を取って、中世に触れていました。
2023年04月16日
193回 温故知新の会・体験教室「火おこし」
みなさん、こんにちは。
早いもので、4月も後半となりましたね。
本日、けやき館では第193回温故知新の会・体験講座「火おこし」を行いました。講師は、東京都キャンプ協会の元理事で、レクリエーションやキャンプ活動の普及に努めていらっしゃる飯田弘さんです。
今回は、火おこしのために「舞ぎり式」・「火打石式」・「光学式」・「電気式」の4種類の道具を用意していただきました。
舞ぎり式を実演する飯田さん
先ず飯田さんがお手本を実演し、仕組みや注意点などを説明したあと、参加者が大人も子供も一緒になって火おこしを体験しました。
レンズを使う光学式を体験する参加者
参加者のみなさんが一通り体験した後は、飯田さんが用意したマシュマロを火鉢で軽く炙り、クラッカーに挟んで食べました。
次回の温故知新の会は、けやき館の谷亀学芸員による「狭山丘陵北麓の植物散策」(4月30日実施。すでに定員に達したため、お申し込みは終了しています)です。
2023年04月08日
パネル展「植物学者 牧野富太郎と万葉集の花々」が始まりました
みなさん、こんにちは。4月になり新年度がスタートしましたね。
けやき館では、毎年恒例のパネル展「万葉集と山野草」が好評をいただいていますが、今年はテレビドラマで話題上昇中の牧野富太郎とコラボレーションして、「植物学者 牧野富太郎と万葉集の花々」として、本日(4月8日)より展示が始まりました。
牧野富太郎は、「日本植物分類学の父」といわれた植物学者で、約40万点に及ぶ標本を収集し、1,500種類以上の新種に命名するなど、日本が世界に誇る偉大な研究者です。
今回は、高知県立牧野植物園や練馬区立牧野記念庭園からお借りした貴重な資料と、森林インストラクターの久保田鷹光氏が撮影した植物写真を組み合わせ、万葉集の歌・牧野富太郎筆の万葉植物図(複製)・久保田氏の写真をセットにしてパネルで展示しました。
他にも、牧野富太郎のプロフィールと年譜、万葉集と詠み人の紹介、牧野富太郎関連図書コーナーなど、見所がいくつもあります。
パネル展「植物学者 牧野富太郎と万葉集の花々」の会期は、5月28日(日)までです。
けやき館2階の展示ギャラリーで開催していますので、みなさんのお越しをお待ちしております。
2023年03月05日
第191回温故知新の会 郷土歴史講演会 「西多摩の神仏分離と瑞穂町」
みなさんこんにちは。 今日は、第191回温故知新の会 郷土歴史講演会「西多摩の神仏分離と瑞穂町」を開催しました。
講師は当館学芸員の関口健氏です。
明治維新となり、瑞穂町をはじめ各地の寺社で「神仏分離」が進められました。この結果、今までは習合していた寺社が別れ、~寺、~神社などとして、現在あるような神社、寺院というあり方となります。
そんな一大転機となった神仏分離について、西多摩郡の事例や瑞穂町の事例を紹介しました。
〈会場の様子〉
神仏分離の大きな特徴としては、江戸時代にお寺と檀家との間にあった寺檀関係を神社と氏子との間で築き、(実際に運用はされないものの)村民を把握しようとしたという制度であるとのことでした。
神仏分離というと、廃仏毀釈を思い浮かべることが多いですが、西多摩郡では御嶽神社などで行われている事例があるものの、大きなものではなく、村の鎮守などでは廃仏毀釈はほとんどなかっただろうとのことです。
瑞穂町の神仏分離の事例も、他の西多摩郡の事例と同様で、明治時代初期に神仏分離の準備が行われて、粛々と進められていったとのことです。
会場からも、身近な問題として、興味を持って聞いている方が多くいました。
次回は第192回として、公開座談会「身近な植物で染める草木染め」です。みずほ染織伝承会による、草木染めの染色の取り組みについて紹介します。
こちらもぜひご参加ください。
2023年02月18日
第15回「古民家で楽しむ紙芝居」
みなさん、こんにちは。
今日は早春のうららかな日和で、とっても過ごしやすい一日でしたね。
けやき館では、第15回「古民家で楽しむ紙芝居」を開催しました。上演したのは、「狭山谷の天狗」と「うぐいすのホー」の2作です。
「狭山谷の天狗」は、町内の石畑地区に伝わる昔話で、絵は瑞穂中学校美術部の生徒さんが描きました。
「うぐいすのホー」は、もうすぐやって来る桜の季節にピッタリのお話でした。
「古民家で楽しむ紙芝居」全9作品は、YouTubeでもご覧いただけます。
次回の開催は5月20日(土)の予定です。どうぞお楽しみに!
2023年02月12日
ひな飾りと俳句展示が始まりました
みなさん、こんにちは。
けやき館の「ひなまつり展2023」では、今年もひな飾りと俳句作品を展示しています。
「ももの花のひなまつり」では、毎年制作をお願いしている石畑保育園・狭山保育園・東松原保育園・みずほひじり保育園の園児のみなさんが、今年もかわいいひな飾りを作ってくれました。総勢214組の作品は、風除室と瑞穂の民家で展示しています。
俳句作品は、「瑞穂俳句愛好会」の方々が創作しました。8回目となる瑞穂俳句大会のお題は、「早春の花 ~椿・梅・水仙~ 五七五」です。心に浮かんだ思い思いの厳選された三十句の作品がそろいました。お時間が許す限り、一つ一つをじっくりと味わってみてください
ひな飾りと俳句作品は、3月5日(日)まで展示しています。けやき館にいらした際は、是非ご覧になってください。
みなさんのお越しをお待ちしています。
みなさん、こんにちは。
立春が過ぎ、梅の花があちこちで咲き始め、けやき館でも企画展「ひな祭り展2023」が始まりました。
本日けやき館では、第189回温故知新の会・鳥の観察会「瑞穂の野鳥 探鳥会」を行いました。
講師は、日本野鳥の会 奥多摩支部会員の名執修二さんです。名執さんは、長年にわたり狭山丘陵で野鳥観察会や調査・保全活動を行っています。
初めに訪れた狭山池では、カモやメジロの他に、ダイサギやカワセミを観察することができました。次に狭山丘陵に移動して里山を散策しながら、三種類のセキレイやヤマガラなどに出会いました。
名執さん曰く、「鳥を探すには鳴き声を聞き分けられるようになると見つけやすいです」とのことでした。周囲に生息する草木からも、そこにやって来る鳥の種類が分かることもあるそうです。野鳥観察は、奥が深いですね。
次回の探鳥会は、今年の初夏頃を予定しています。どうぞお楽しみに。
2023年01月22日
初めての人向け 古文書を読み解く
みなさん、こんにちは。
1月21日から連続講座「初めての人向け 古文書を読み解く」を行っています。
毎年実施している講座で、初心者向け古文書講座として、一つの文書を読み解きながら、読み方や書かれた時代背景などを紹介します。
講師は、瑞穂古文書を読む会の会員の方々に担当していただいています。
第一回(1/21)の講師、塩島清志さん(瑞穂古文書を読む会代表)は古文書の読み方を担当されました。
〈講師の塩島清志さん〉
古文書を読むときには、特有の書体(御家流)に慣れること、今とは違う文体(候文)をマスターしなければいけません。
まずは、基本的な文例をもとに勉強しました。
みなさん、普段とは違う文字や言葉遣いに苦労しているようですが、講師の先生に質問するなど熱心に勉強をされていました。
「初めての人向け 古文書を読み解く」は、第2回が1/28(土)、第3回が2/4(土)にあります。
第2回目からの参加も可能ですので、興味のある方はぜひ参加してみてください。