TEL.042-568-0634

開館時間
9:00〜17:00
休館日
第3月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休館日

2024年06月

20240601

第2回 板碑の拓本体験

みなさんこんにちは。

本日は板碑の拓本体験を実施しました。

板碑は中世の供養塔の一つです。今回は瑞穂町周辺の板碑の拓本をとることで、どのようなことが刻まれているのか読み取ろうという講座です。

  〈拓本体験の様子〉

まずは、板碑や拓本をとる意味についてお話します。

今までに拓本をとったことがある方、今日初めて板碑に触れる方、どちらもいらっしゃいました。

拓本をとることで、凹凸がはっきりわからなくなってしまった銘文でも読めることがあります。

また、記録することでその時点での板碑の状態を記録することができます。

次に板碑の拓本をとる手順です。

霧吹きで水分を与えつつ、板碑と紙とを上手く密着させていきます。

〈画仙紙の空気を抜いています〉

板碑全体の空気を抜き、ほどよくタオルなどで湿気をとったら、タンポで板碑全体をムラなく墨を打っていき、完成となります。

〈真剣に拓本をとっています〉

みなさんの拓本がとれたら、埼玉県にある板碑を例にお話をしました。

身近なところにも板碑があったことを知るきっかけになったのではないでしょうか。

〈映像にて埼玉県の板碑の紹介〉

20240601

染色体験教室「狭山茶染め」

5月29日(水)に染色体験教室「狭山茶染め」を行いました。

新茶の季節ですね。今回、その一番茶葉の不要部分をいただいて絹ストールの贅沢な染めをすることができました。

お茶染めは昨年に続き2回目で、講師は織り姫会(元みずほ染色伝承会)の方々です。
織り姫会の方々はいつも熱心に取り組んでくださり、けやき館の染色体験活動を支えるなくてはならない方々です。いつも「丁寧に教えてくださる」と評判で、今回は申し込み開始時間からわずか5分で定員いっぱいとなる大人気ぶりでした。

今回の狭山茶染めは昨年よりさらにグレードアップし、紫色の入った上品なグレーに染め上げられました。この美しい染めは織り姫会の方々の研究の成果です。

染液として煮出したお茶っ葉はけやき館最寄りの藤本園さんが快く提供してくださいました。不要部分とはいえ贅沢な新茶葉をありがとうございました。

ご参加いただいた皆さま、織り姫会の皆さま、藤本園さんありがとうございました。

次回の染色体験教室は、9月に開催予定の「インド藍の板締め染色教室」です。講師は伝統工芸士である小山典男さんです。どうぞお楽しみに。

2024年06月

2024年06月