2024年06月01日
第2回 板碑の拓本体験
みなさんこんにちは。
本日は板碑の拓本体験を実施しました。
板碑は中世の供養塔の一つです。今回は瑞穂町周辺の板碑の拓本をとることで、どのようなことが刻まれているのか読み取ろうという講座です。
〈拓本体験の様子〉
まずは、板碑や拓本をとる意味についてお話します。
今までに拓本をとったことがある方、今日初めて板碑に触れる方、どちらもいらっしゃいました。
拓本をとることで、凹凸がはっきりわからなくなってしまった銘文でも読めることがあります。
また、記録することでその時点での板碑の状態を記録することができます。
次に板碑の拓本をとる手順です。
霧吹きで水分を与えつつ、板碑と紙とを上手く密着させていきます。
〈画仙紙の空気を抜いています〉
板碑全体の空気を抜き、ほどよくタオルなどで湿気をとったら、タンポで板碑全体をムラなく墨を打っていき、完成となります。
〈真剣に拓本をとっています〉
みなさんの拓本がとれたら、埼玉県にある板碑を例にお話をしました。
身近なところにも板碑があったことを知るきっかけになったのではないでしょうか。
〈映像にて埼玉県の板碑の紹介〉