2024年09月05日
瑞穂中学校の職場体験実習
みなさん、こんにちは。
けやき館では、9月3日(火)から5日(木)まで3日間、瑞穂中学校の職場体験実習として、2年生3人を受け入れていました。
3日間で中学生はどのような活動をしてくれていたのか、ご紹介します。
〇1日目
1日目はガイダンスと瑞穂町の歴史を学んでもらいました。
展示や施設など館内を案内したり、けやき館は年間どのような活動をしているのか、どのような方の協力を得て活動しているのか説明したりして、けやき館について知ってもらいます。
ちなみに、生徒たちは何度かけやき館には来てくれていて、地域の勉強をするために活用してくれた生徒もいると聞きました。
続いて、瑞穂町の歴史について。
地域の歴史について、小学校の地域学習の時間で習いますが、改めて勉強する機会は意外とありません。
そこで、町の文化財などを紹介しつつ、中学校で習う歴史と地域の歴史を重ね合わせて学んでもらいます。
〈瑞穂町の歴史の学習〉
〇2日目
2日目はクイズ作成と自然についてです。
クイズ作成は、常設展示室のめくりクイズの作成を一人一問作成してもらいます。テーマを探し、一人で問題、解説を作る。
小さい子にも、大人にも分かるようにクイズを作成するということは、意外に難しいことですが、それぞれテーマを見つけ、調べながら作成してくれています。
風除室に展示されているカブトムシコーナーのお手伝い。
カブトムシが集まるシマトネリコの植え替え、土に産みつけられたカブトムシの卵や幼虫の割り出し作業をしました。
それによりカブトムシの成虫に加え、卵から3齢幼虫の各ステージを観察することができました。
〈自然、割り出し作業中〉
〇3日目
最終日は史跡見学と体験教室の企画です。
街中を歩くと、路傍の石塔を目にすることはありませんか。
普段はそのまま通り過ぎてしまいがちですが、よく見ると、それは歴史の証人になってくれるかもしれません。
この史跡見学でも、けやき館から歩いて行ける範囲の身近な石塔や文化財を解説付きで見ています。
けやき館では、体験教室にも力を入れています。工作教室や染色、機織りなどの体験教室は、教育普及活動の一環。
企画を立てるためには、講師を探して交渉、チラシを作ったり、当日までの準備をしたりしないといけません。
一つ一つの企画にも、いろいろな準備が必要であるということを知ってもらえたと思います。
〈体験教室の企画会議の様子〉
そして、最後にめくりクイズ完成の発表会です。
〈めくりクイズの発表会〉
以上、3日間の主な実習内容でした。
地域の歴史や自然について学びながら、郷土資料館の仕事に触れることで、働くことについて感じ取ってもらえたら幸いです。
瑞穂中学校の実習生のみなさん、お疲れさまでした。