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学芸員の小窓

瑞穂第二中学校の職場体験

みなさん、こんにちは。

9月は中学生の職場体験があります。中学生が瑞穂内外の施設に行き、実際に体験したり、職員の話を聞いたりすることで、働くことの意義を学びます。

けやき館でも9月9日から3日間、瑞穂第二中学校の職場体験を受け入れました。

 

〈1日目〉

少し緊張気味な様子でしたが、早速自己紹介やけやき館の概要について勉強します。

今回は歴史に興味がある生徒さんと、もう一人は自然に興味があるそうです。

〈常設展示の見学〉

普段からけやき館には来てくれているとのことですが、職場体験を通じてどういった印象を持つのでしょうか。

 

続いて、瑞穂町の歴史について。

〈瑞穂町の歴史〉

日本の歴史と絡めながら瑞穂町の歴史を学びました。

 

〈2日目〉

午前中には、けやき館で行われるイベントの企画体験です。

二人とも自然関係のイベントで、「粘土で自然ジオラマ作り!」と「落ち葉を使ったしおり作り」をシュミレーションしました。

粘土作りや自然が好きという発想から、イベントの企画へと、内容や準備、講師、費用、広報…いろいろな準備を通じて落とし込んでいきます。

〈イベント企画中〉

イベントを思い浮かべた段階と、実際に企画した時とでは、考え方も変わってきました。

 

午後には、クイズ作りです。

常設展示には、めくりクイズのコーナーがあり、それを生徒さんに問題文、選択肢、答えと解説を考えてもらいます。

クイズを作るためには、素材を見つけ、わかりやすい言葉を選び、出題して答えまで導かないといけません。

クイズを製作中、瑞穂ケーブルテレビの取材がありました。

〈クイズ作成の様子を収録〉

こちらも職場体験実施中です。両者緊張しながらの収録現場です。

〈緊張しながらのインタビュー〉

 

〈3日目〉

歴史は本や博物館だけではありません。実際の史跡に行くことも大切な体験です。

ということで、けやき館近くの道標石・水準点から狭山池周辺、狭山神社では狭山茶場之碑などを見て回りました。

自宅や学校など普段生活している場所にも、探してみると石碑・石仏などが、今もひっそりと残っていたりします。

〈狭山池まで行きました〉

午後は資料の撮影です。

資料を撮影するといっても、どの角度から撮るのがよいのか難しいですよね。

今回は資料の機能、役割を学んだうえで、構図を考えて撮影しました。

目的を持つと、カメラの使い方が変わったように感じました。

 

最後に、常設展示のめくりクイズが完成しましたので、どのような問題を作ったのか解説をしてもらいました。

〈みんなの前で解説をします〉

〈工夫をした点も発表しました〉

二人とも、いろいろな工夫をして、勉強になるクイズを作成してくれました。早速常設展示室に設置しています。

二人とも、3日間おつかれさまでした。

このように瑞穂町郷土資料館では、職場体験などを通じて町の学校とも連携しています。