イベントのお知らせ学芸員の小窓
日本の伝統と文化 鷹匠
みなさん、こんにちは。
けやき館では、「日本の伝統と文化 鷹匠」として、11月29日に鷹匠イベントを実施しました。
以前けやき館では、企画展「オオタカ―鷹とその文化―」(2023年)を行い、その時に日本鷹匠協会の協力を得て、鷹匠イベントも行いました。
今回も尾作会長をはじめ、皆さまの協力により実現できました。
〈日本鷹匠協会、尾作会長〉
さて、まずはタカたちをご覧ください。
鷹匠の方々のタカたちですが、こちらを見るだけでもたくさんの種類のタカがいることがわかります。
〈タカたちが待機中〉
イベントが始まると、まずは鷹匠の皆さんがタカを据えてゆっくり周囲をまわります。
タカを据えて歩くことで、タカを慣れさせていく役割もあります。
〈タカを据えながらゆっくり歩く鷹匠の皆さん〉
続いて、チョウゲンボウの渡り(樹上にとまった鷹を拳に呼び戻す)などを行っていきます。
〈チョウゲンボウを見事に操ります〉
こちらはシロオオタカの、振替(二人の鷹匠が 距離をおいて向かい合って立ち、鷹を放ち、相手の拳にとまらせる)です。
〈シロオオタカの振替の様子〉
更には特別にということで、一般の方にも参加していただき、振替体験をしています。
実は、タカは非常に神経質な動物なので、見知らぬ相手の拳にとまるというのは、とてもよく調教されていないとできないはずです。
〈一般の方にも振替体験〉
そして、最後には今回新たに鷹匠に認定されたお二人の認定式も行われました。
〈鷹匠認定式の様子〉
盛りだくさんの一時間でしたが、みなさん貴重な経験をなされたようです。
尾作会長をはじめ、日本鷹匠協会の皆さま、ありがとうございました。