「企画展 かるたコレクション展」始まりました
皆さま、こんにちは。
今日(6/7)より、2階展示ギャラリーにて「企画展 かるたコレクション展」が始まりました。
今回はかるた収集家の爲國翠子さんに協力していただき、バリエーションに富んだかるたを展示しています。
〈企画展示室の様子〉
かるたというと、「犬も歩けば棒に当たる」のいろはかるたでしょうか。
こちらはいろはかるたのコーナーです。
〈「いろはかるた」コーナー〉
いろはかるたといっても、違いがあり、「犬も歩けば棒に当たる」は江戸系、「一寸先は闇」は上方系、と地域や時代によって、違いが見られます。
かるたが広まっていくのは江戸時代になってからですが、いろはかるたはまず上方で広まり、そして江戸でも広まっていったそうです。
そして、現在に至るまで形を変えつつも伝えられてきました。
もう一つ、かるたといって忘れてはいけないのが、百人一首かるたです。
だれしも一度は百人一首の暗記に挑戦したのではないでしょうか。
〈「百人一首かるた」より〉
江戸時代の百人一首かるたは、読み札は上の句のみ、取り札は下の句のみですので、どちらも覚えていないと遊びが成立しません。それだけ百人一首が定着していたということでしょう。
〈小さい、小倉百人一首歌留多〉
ちなみにこの百人一首は、すごい小さいもので、直径2cmの1円玉よりも小さいです。
もっと小さいものもありますが、こうなってくると文字を見ることすら難しくなります。
この他にも多摩地域の郷土かるたもたくさんあります。皆さんのお住まいの市町村のかるたもあるかもしれません。
「企画展 かるたコレクション展」は7月6日(日)まで開催されています。
期間中の6/21には午前には町制施行40周年記念「町づくりかるた」かるた大会(要予約)、午後にはギャラリートークを実施します。
ぜひご覧ください。